こんな時はどうするの2
故障の原因と直し方


 

E糸が下で絡まる   ・天秤から糸が外れている・・・裁ち目カガリ縫い等をしていると、外れることがあります
              ・ボビンケースが正確に入っていない・・・入れなおす
              ・水平釜で内釜の位置がズレている・・・・セットしなおす
              ・上糸調子がゆるい・・・・・糸調子皿に糸が入っていない
              ・ボビンの種類が違う
              ・釜回りのゴミで糸ぬけが悪くなっている・・清掃
              ・針板にキズがある・・・・・修理に出してください
        *糸がからむ場合は最初に上糸を掛け直して下さい


 E-a縫目の裏側に輪ができる

○針に比べて糸が太すぎる・・・20番のジーンズ糸使用の場合など

○上糸が弱すぎる
1.糸調子皿がくっついて糸が入っていない
押えを上げた状態で糸掛けをし天秤まで通した時に、糸ゴマの糸と天秤の糸をもって強く引っ張る

針穴の手前まで糸を掛ける、押えを下げて糸を引っ張った時に抵抗があること

2.糸調子皿の中に、糸や綿屑が挟まっている
葉書などの紙やブラシ等で埃を取る

最近のミシンで糸調子器が見えない物は修理に出しましょう



 

F縫目が飛ぶ         ・針の取付け方が間違っている・・・・・・・正しく取付ける
                   ・針が曲がっている  ・・・・・・・・・・針の交換
                  ・布に対して、針が合っていない・・・・・・ニットや織目の粗い布地はニット針
                                          (HA×1SP)を使用する
                  ・ボタンホールで芯地を貼っていない


G縫目がしわになる      ・糸調子が強い・・・・・・・・・・・・・薄地の時は、全体的に弱めにする
                   ・糸掛けの間違いや、必要以外のところに絡んでいる

                   ・布に比べて針が太すぎる・・・・・・備考ページ参照
                   ・布に比べて縫目が粗すぎる・・・・・直線縫い普通地→縫目の長さ2~2.5ミリが
                                        標準です



 

H布送りがうまくゆかない   ・縫目が細かすぎる・・・・・・・・・特にボタンホール縫いの時は注意
                   ・送り歯が上がっていない・・・・・送り歯ドロップ機能のあるミシンは注意
                   ・送り歯にゴミが溜まっている・・・針板をはずして掃除しましょう
                   ・送り調節ダイヤルが0になっている
                   ・押え圧が弱い
           *皮、ビニールなどのすべりづらい布はテフロン押えを使用する
           *表面がツルツルした縫いずれしやすい布は上送りアタッチメント(メーカーで名称
             が違います)を使用する


Iボタンホールがうまく出来ない ・縫うものと同じ生地でためし縫いをする
                     ・縫目が飛ぶ・・・・・・・・・・薄地、伸縮性のある布には必ず芯地を張る

    電動、電子ミシン       ・縫目が粗い・・・・・・・・・・送りダイヤル調整
                     ・左右で縫目が違う・・・・・模様調整ダイヤルで調節(右横や後ろに
                                     あります)
    コンピュータミシン      ・BHが始まらない・・・・・・・BH切替レバーが下がっていない(押え棒の
                                     左側にあります)
                     ・目が詰まる・・・・・・・・・・・・送りを長くする
                     ・正常な大きさにならない・・・・・BH切替レバーが布地にぶつかっている

J音が高い              ・釜や送り歯にゴミが溜まっている・・清掃
                     ・針先がつぶれている・・・・・・・・針交換
                     ・油切れ・・・・・・・最近の家庭用ミシンは油を注さない



 ミシンの清掃と保存

・柔らかい布に中性洗剤を少量つけて、よくふき取ります。(界面活性剤入りの洗剤は、プラスチックをモロくするらしいので使い過ぎない様に注意してください。)

・保存は直射日光が当たる場所、ストーブのそば、湿気のある場所には置かないでください。


 

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